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阿修羅像

最近テレビ画面でよく阿修羅像にお目にかかる。 なんでも興福寺創建1300年記念ということで各地を巡回して「阿修羅展」を開催するかららしい。この像は昔修学旅行で見学して以来、心に残っている仏像のひとつである。
最近、ふと鏡を見たら、表情があの正面を向いた阿修羅に似ていた。このごろ宗教関係の本をよく読み、改めて宗教心ということについて考えているので、そのせいか(まさか!)。

過去の宗教者は、「宗教者」一括りできないほどいろいろいた。日本に限っていっても、檀家・門徒などに差別感に満ちた偏見を語り、宗教の名のもとに、住職・僧侶などの立場を利用し「無知な衆生」に「偏見に満ちた世間知」を植え付け、増長させることに一生懸命の者もいた。逆に時代の空気に逆行して牢屋に入れられても、自分が学んだ仏の本義を説き続けた者もいた。

最近はどうだろう。「宗教者」は本当に「衆生の救済」を考えているのだろうか。特に、仏教者・神道関係者はただの「伝統文化」を守る人になってはいないか。度々「阿修羅像」のあの表情を見るたびに考えこんでてしまう。

           2009年4月22日

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