My Photo

arc back



My Online Status

arc book

  • 詩 安彦志津枝 写真 成瀬功: 『妖精たちの通り道』
    光と影の交錯するパリの街路、若い写真家と稀有の詩人の魂のコラボレーション! 定価(本体2500円+税) _web

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 今道友信著: 『チェロを奏く象』
    稀代の哲学者が、今はじめて世に問う、詩篇77の衝撃!!
    定価(本体2500円+税)
    _web_2

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 重本恵津子著: 『夏の最後の薔薇』
    「毎日新聞書評掲載ロングセラーの予感!」
    2004年2月4日発売
    定価 2000円 (税込)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 林容子著: 『進化するアートマネージメント』
    「話題騒然!5刷発売中!」
    2008年9月5刷発売
    定価 2500円 (税込)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

« 得心 | Main | おひな祭り »

パラダイムシフト

最近、「パラダイムシフト」という言葉をあちこちで聞く。時代の危機的状況を考えれば、この言葉が頻繁に登場することは理解できる。しかし、パラダイムシフトは意図して創出できるものなのか。人々のものの見方、価値判断が時代状況のなかで少しずつ表面的に変ることはあるが、根源的に人々の「ものの見方、捉え方」が組み替えられるということは、そうたやすくは起らないのではないか。たとえば、個々の、ある種の宗教的体験のなかでは、そういうことが起る可能性はある。アシジの聖フランチェスコの弟子たちは、そうであったし、時々の文明のなかで生まれた宗教者の宗教的体験は、その時代の社会的構造の埒外から、その時代の価値観と生き方を組み替え、新たな人間と、新たな生き方を宗教的次元で確立した。また既成の価値観や、人間観を再考し、新たな人のあり方を考えるということは、哲学者や思想家などにより模索され続けてきたことでもあったが、意図したパラダイムシフトというのには、なにか言語矛盾のようなものをを感じる。

私は、既存の言葉の持つ意味内容が変るほどの変化が「パラダイムシフト」だと考えている。だとすれば、私たちは日常的に使用している言語(意味)への、新たなる到達手段を見つけなければならないと思う。
たとえば、ごく普通に使用されている、「怒り」とか、「憎しみ」とか、個々の感情を言い表す、言葉に違和感を覚えることがあったとしたら、それが個々における「パラダイムシフト」の予兆であると思うのだ。

その意味を再考することは、個々の革命に繫がるし、社会に確実に伝播していくだろう。

          2009年3月1日

« 得心 | Main | おひな祭り »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60887/44210974

Listed below are links to weblogs that reference パラダイムシフト:

« 得心 | Main | おひな祭り »